福岡で骨董品の査定と買取を検討する際のポイント

福岡は骨董品の多い土地ですが、骨董品とは縁のない生活をしていて特に興味も関心もないという人も多いです。しかしそういった人も、仕事の関係で、またライフイベント的に、急に骨董品と関わる必要が出てくることがあります。それは一体どのような場合で、どのようなことに注意すればよいか、そしてどのような買取業者を選べばよいかなど、福岡で骨董品の査定と買取を検討する際のポイントについて説明いたします。

福岡と骨董の関係

骨董品 福岡,買取

福岡は骨董品の多い土地ですが、福岡にお住まいの人でも骨董に興味のない方も多いと思います。多くの人にとって骨董品は、テレビの査定ショーで見たことがあっても、自分の生活にあまり関係のないものと思われるでしょう。しかし骨董品は意外と身近なもので、意外なところで仕事や生活に関わる場面がでてきます。特に骨董品の多い九州、特に福岡ではそのような傾向があります。
なぜなら福岡は昔から骨董や美術と縁の深い土地柄だからです。昔から外国との関係が深く、経済的に豊かで、歴史のある土地だからです。もしご本人やそのご家族が骨董品を収集していなかったとしても、ご先祖様やご出身の土地の関係の人が所蔵しており、古い家やそこの蔵に保管されっぱなしであり、何らかのときに、それと関わらなければならなくなることがあります。また仕事の関係上、福岡のクライアントがそういった課題を持っていることがあり、査定など何らかの対策が必要になることもあります。

業務で骨董品の査定と買取が必要な業界

骨董品 福岡,買取

仕事関係で骨董との関係が発生しうるのは、税理士や司法書士、または不動産業です。これらの仕事では、クライアントの遺産相続や財産整理などの際に、所有品の査定や売却が必要になるケースがあります。土地や建物有価証券などと違って、骨董品は査定額の見当のつかないものなのですが、それをしなければいけません。
長く税理士や司法書士や不動産をやっている人はこのようなケースに直面したことがあるでしょうから、懇意の骨董品鑑定のできる業者を知っているかもしれません。逆に言うと士業や不動産でこういった骨董品業界との繋がりがなかった場合、もしくは何らかの形で遺産の査定が急に必要な場合、骨董品の査定と買取のできる業者を知らないと、状況によっては競争相手に対して大きく不利になってしまうかもしれません。

家の建て替えや遺産整理における骨董の査定や買取

骨董品 福岡,買取

九州は昔から中国や朝鮮半島など外国との繋がりが強く、特に福岡はその中心として栄えてきました。そのためご家族や親戚のどなたかが亡くなった時の遺産整理の際に骨董らしきものが見つかり、処分していいものか分からずに困ることがよくあります。 普段の生活では全然意識していなくても、家系上は昔でいう「当主」の立場にあり、遺産整理の際に「当主」として財産処分の責任者となってしまうというケースです。

またこれは家の建て替え時も同じです。福岡市内の家は新しくて骨董とは関係のないライフスタイルだとしても、問題は地方にある実家です。九州の人は結婚や就職の際に九州内で止まる傾向が強いので、福岡であまり家の歴史などとは関係なく過ごしている方でも、少し遡ると九州各地に長い親族の歴史があったりします。普段はそういった地縁や歴史を気にせずに生きていても、たまに遠い親戚が亡くなったときに、昔の家の蔵を改めなければならなかったり、名前を聞いたことのない親戚が骨董品を集めていたりします。
そのような時に収蔵物の価値を見極めることは、すぐにできることではありません。

じつは骨董品であった、という場合もあります

骨董品 福岡,買取

新しめの家の引っ越しや荷物の整理でも、このような問題は起こります。
骨董というと、伊万里焼や茶道具や掛け軸などのいかにも骨董品といったものは、査定や買取などのなにか特別なことをしなければいけないということも分かりやすいのですが、いかにも骨董品といった物以外にも、アンティークの範囲に含まれるもの、もっとはっきりと言ってしまうと骨董品屋に売却可能なものは、思っているよりも多くあります。集めていた当時は全く価値がないと思っていたコレクションに意外な買取額が付くこともあります。また本人にとっては価値の感じられないガラクタであっても、別の好事家にとっては大変なお宝であったりもします。
例えば買取業者で「その他」といったジャンルに分類されるものには、着物や和装小物、昭和レトロ、おもちゃ、古小家具、贈答品、ブランド品、貴金属、勲章、軍装などもあります。このあたりの判断はプロでないと難しいかもしれません。
都合よく知り合いに査定のできる人がいれば良いのですが、そのように都合のよい人はなかなかいないのが普通です。
骨董品の好きな家族がコレクションしていたものなど、最初から価値があるとわかっているものは鑑定も依頼しやすいです。査定してみたら価値がないものであったということもあるかもしれませんが、少なくとも査定に出そうという意思決定をするまでは難しくありません。しかしそもそも骨董品業者に売却可能なものであるかどうかもわからないものに関しては、他人を呼びつけて鑑定を依頼すること自体が敷居の高いこととなります。その手間やコストを考えると、一人で交渉できるならばともかく、家族や親族を説得しなければいけない場合は特に面倒な仕事となるでしょう。そのため、気楽に査定を依頼できる業者を知っていることは、九州、特に福岡においては、貴重で便利なものであると言えます。

優良な業者の条件とはなにか

骨董品 福岡,買取

骨董業界にはいろいろな業者がおり、誰が良くて誰が悪いと一概には言えないのですが、ここでは「骨董やアンティークにあまり縁のない方が、遺産相続や引っ越しや家の建替え時に、どのような業者に頼めば良いか」というケースに限定して考えてみます。

まず大切なのは買取専門ということです。これは買取の幅を拡げるためです。
もちろん専門性や地域性が大切なこともあるでしょう。出所がはっきりしている大規模な骨董コレクションという場合は、このような専門性や地域性は大切な要素になります。
しかしここで想定しているような、骨董品の収集家ではないという方が、初めて骨董品の査定や買取を考える場合、重要なのは査定や買取の幅が広いことです。 例えば、骨董と言うと伊万里焼などがすぐに連想されますが、昭和中期の仮面ライダーやウルトラマンの関連グッズなどもアンティーク市場で流通しています。しかし焼物の専門家に仮面ライダーの鑑定を頼むことはあまり現実的ではないでしょう。逆もまた同じです。
このようなケースでは、伊万里焼から仮面ライダーまでどんなものが出てくるか分かりません。どのようなものが出てきても対応できる、取扱い幅の広い業者が必要になります。そして買取専門であるほうが幅広く出来るのです。
また支店網の広さも大切になります。なぜなら査定には出張が必要になることが多くあり、そのため骨董品業者が実際に立地する場所はなるだけ近い方が良いからです。 しかし幅広い取扱い品目ということを考えると、九州で入手したものであっても関東や北海道でも販売することができるような広域的な販売力が必要になります。この二つを同時に満たす業者となると、日本全国に多くの支店を持つ買取専門業者ということになります。